
障害者の雇用と支援:A型とB型の比較
就労継続支援事業では、通常の事業所に雇用されることが困難な障害者を対象に、就労の機会を提供するとともに、職業訓練を行っています。
就労継続支援事業には、雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。
スポンサーリンク
A型事業とB型事業の違い
A型事業とB型事業の違いは、対象にあります。
A型事業の対象は「通常の事業所で雇用されることは困難であるが、雇用契約に基づく就労が可能な方」であり、B型事業の対象は「通常の事業所で雇用されることも雇用契約に基づく就労も困難な方」です。
工賃はA型にもB型にも支払われますが、B型の方がA型と比較して、短時間労働が多く賃金等が低い場合が多いです。
運営者側から見るA型・B型
<A型>
利用者と雇用関係を結ぶため、各種保険(雇用、労災、健康保険など)の整備や、人件費などで運営に関するコストは増大します。
しかし、雇用が安定するため作業能力アップが見込め、売り上げ増加にも寄与できます。
また、雇用関係の助成金獲得が見込めます。
<B型>
利用者と雇用関係がなく、ある程度自由に賃金体系や就労体系を組むことができますが、リハビリ・訓練が主になるため生産活動に限界があります。
この記事へのコメントはありません。