保育士とは?5つの要素から見る保育士の実態。

 

保育士を目指している方の中にも「実際の保育士の仕事内容について詳しく知らない」という方や「保育士になりたいけど◯◯が不安だ」という悩みを抱えている人が少なくありません。そのような悩みをお持ちの方に対して、連載型で「保育士」という職業を紐解いていこうと思います。これ

から保育士を目指す方も、既に現場で働いている方も今一度「保育士」という職業を見直してみましょう。

そもそも保育士とは?

 

保育士と幼稚園の先生の違い

保育士と幼稚園の先生の大きな違いは福祉の従事者か教員かということです。保育士は保護者の代わりに保育をする子育てのプロフェッショナルであり厚生労働省の管轄で児童福祉法に基づいて働きます。幼稚園の先生は文部科学省の管轄であり学校教育法に基づいて働く教員です。

 

主な業務内容
    • 子どもに基本的な生活習慣を身につけさせる。
    • 身の回りのお世話をする。
    • 遊びを通して子どもの心、身体の成長の手助けをする。
    • 集団生活から社会性を学ばせる。
    • 保護者との情報共有や子育てのアドバイスなどをする。

 

保育士になるための資格

保育士になるためには国家資格を取らなければいけません。その主な方法として

「大学や短大、専門学校を卒業する」

「独学、通信で勉強し国家試験を受ける」

があります。

 

詳しくはコチラ:

 

保育士の給与内容について

 

年収・ボーナス

保育士の平均年収は317万で平均月収は22万円。ボーナスの平均は57万円。男性の平均年収は351万円で女性の平均年収は314万になっています。これは保育士全体の男女比で男性の割合が極端に少ないためです。初任給は16万円〜17万円となっています。

 

福利厚生

有給休暇については法律で定められています。勤務開始から6ヶ月後に1年の内に最低10日間付与されることになっています。また有給を使わなかった場合には、使わなかった有給分は次の年に繰り越すことができます。有給休暇は年を追うごとに加算されていく仕組みになっています。

 

産休

産休については保育園によって差はあるが出産予定日の42日前から出産当日までの間を産前休暇を取得できます。双子などの多胎の場合は98日前となっています。また法律で産前・産後休暇中、またその後の30日間の間に保育士を解雇することは禁止されています。産後休暇の期間については出産した次の日から56日後までとなっています。医師・助産師などの許可がある場合保育園で働けるのは42日後となっています。

 

育児休暇

育児休暇について期間は出産してから58日目から子どもが満1歳の誕生日を迎える前の日までとなっています。また、一定の条件を満たしている人の場合は、子どもが1歳6か月になるまでの期間は認められます。男性の場合でも認められてるがパートアルバイトの人は認められていないです。

 

保育士と年金の関係

 

年金

保育園が民間なら厚生年金、公立なら共済年金になります。厚生年金と共済年金はほぼ同じものです。保険料は給与額によって変わり支給額も変化します。また保険料率も変わることがあるので、http://www.nenkin.go.jp/index.htmlを参考にしてみるといいと思います。今現在の例として17万円の給与に対して約3万保険料がかかります。

 

保育士の退職と転職事情

 

保育士の主な退職理由
    • 職場での人間関係
    • 保護者との関係
    • 長い拘束時間
    • いじめ、嫌がらせ、悪口
    • 低賃金と不足する保育士

 

 

保育士から保育関係の転職は成功しやすい。

様々な理由から保育士から転職を考える場合、保育士の経験や資格を最もアピールでき、新しい環境で働くことができるのは、同じく保育関係の職場です。

例としては学童保育、放課後デイサービスなどの福祉の現場、英会話教室の講師、子ども相手の販売などです。

 

反対に保育士から違った職場への転職には壁がある。

保育士から一般企業に転職しようとした場合事務のスキルがないと思われることが多い。実際は保育の現場でもパソコンを使い事務作業を行うが一般企業からはパソコンを使い事務作業をするイメージがない。

 

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